#11 5月11日、憲法週間記念行事「表現の自由と子どもの意見表明権」やります!
2024.04.27
就任後バッタバタの怒涛の4月が終わろうとしています。
いよいよ5月11日の憲法週間記念行事が迫ってまいりました。
この憲法週間記念行事については、毎年5月に執行部企画として行われるため、就任前(ぶっちゃけ昨年から)の段階から準備を開始していました。
とはいえ、テーマからお察しのとおり、この企画は西村副会長が主導し、精力的に取り組んでこられたものですが、今は正副一体となって進めています。とはいえ、私のできることはせいぜい宣伝することくらいです。
今回のテーマはズバリ「子どもの意見表明権」です。
子どもの意見表明権は、子ども自身が権利主体であるにもかかわらず、あまり正面から捉えられず、子どものためを思って、とか、大人から考えて子の福祉になるように、とか、現実には子ども自身が直接意見を聞かれていないのでは?という問題があります。今回のシンポでは、「子どもたちの声」という形で、社会的養護の子どもたちなどにも登壇いただくことになっているようです。法友から、玉野まりこ会員も登壇予定です。
私、教育委員として少し前に受けた研修で、横浜創英中学高校の元校長であった工藤勇一さんのお話を聞いたことがあるのですが、子どもたちがミスが許される心理的安全性の高い環境の中で、自己決定を積み重ねていくことが自己肯定感を高めるうえで重要なのだ、ということでした。ここでは、3つの言葉掛けが重要だそうです。まず、「どうしたの?」と訊いて、今何に直面しているかを言語してもらう。そして、「君はどうしたいの?」と訊いて、自分の考えを語ってもらう。そして、「何を支援して欲しいの?」と訊いて、当人自身ではクリアできず、人の助けが必要なことを話してもらう。こうした働きかけを通じて、子どもたちが自己決定をしていく中で、何か失敗したときでも他者のせいにしない、主体的な態度(アカウンタビリティ)が身についていくのだそうです。
今回の企画を聞いていて、自分の意見を聞かれるという経験は、子どもの権利として重要であるとともに、教育的見地からも求められるなあと感じたところです。
土曜日開催で、会場500人、ウェビナー1000人というキャパなので、たくさんの方に覗いていっていただければ幸いです。会場参加の申し込みは5月8日までとなっております。研修単位3単位も認められますので、ぜひぜひご参加ください。お申し込みはこちらから。
よろしくお願いします。
チラシ「表現の自由と子どもの意思表明権」
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